あけましておめでとうございます

昨年は、LDTワークショップの新時代への準備の年でした。
年初より、年末まで数度の勉強会を行い、参加スタッフ全員で
議論を重ねて、現代におけるワークショップコンセプトを再度
固め直すことより始めました。そして、全体像から細部に至る
まで徹底的な検討を行いました。
エリザベス・キュブラ-ロス博士が実行したLDTワークショッ
プも、いくつかのステップを経て、また参加者によりいろいろ
形を変えて行っていました。彼女自身、変わらぬ普遍的なもの
をきちっと押える一方、参加者のバックグラウンド、特に命の
ステージにより巧みに変えて行っていました。特に外国で開催
されたワークショップでは、日本も含めて、国民性や心情そし
て宗教性には注意を払っていました。
しかし結果としては、unconditional love(カウンセリングの
無条件受容と区別するため、特に訳しません)の重要性と、
Spiritual Deathの心や身体への表れ方とエリザベス式脱出法
の効果の現れ方は、国民性、宗教性を超えて普遍的なものであ
ることをお知りになったようです。
しかし、脱出のプログラムである「超越または超越へのステッ
プとしての心奥の吐き出し」について細かいやり方には、参加
者に適したやり方やさまざまな配慮が必要で、現地では常に生
きた工夫が必要なことを述懐しておられました。
我々も現代の同時代人について、まさにその点を吟味しました。
6月末には、かられるように米国にエリザベスを訪問し、彼女
からかつていただいた心の贈り物へのお返しを、彼女に今度は
我々からプレゼントしました。
彼女の心に火が灯ったことを同行した全員が実感していました。
われわれは認証を得て帰国の途に着きましたが、そのとき彼女
は身動きできない肉体から離れることを決意し、翌々月には渇
仰していた不自由な肉体からの開放を実現しました。
日本における秋のLDTワークショップは吟味に吟味を重ねた
新しいやり方を実現させました。それは実りあるものでした。
そして年末も押し迫った19日にフィリピンのマニラ在住の、
エリザベスのLDTワークショップの継承者であり日本におけ
る創始者として20年間活動してこられた卜部文麿博士を訪ね
報告を行い、引継ぎを果たし翌日帰国しました。
私自身、劇的な一年であったと感じています。
スタッフ全員と志が一致していたから動けたと確信しています。
いよいよこれから、我々の同時代人の参加者に、LDTワーク
ショップが必要とされるかどうか私たちの真価が問われます。
Unconditional Loveの心を磨き、魂の叫びに対する洞察力を
深めワークショップの現代的な技術的課題を解決し確固たるも
のにしてゆき、このワークショップを必要とされる方々の心の
開放に向け共に歩むことができるようにありたいと強く祈念し
一層の精進を決意しています。
LDTワークショップの参加者および参加を打診された方々、
そしていつも関心をもってこのウエブサイトに訪問してくださ
った方々、なかでも「エリザベス何でも掲示板」にて、色々な
ご意見を交えたり心の交流をされておられる皆様とともに歩め
た昨年1年を、スタッフ一同感謝し、心の宝として2005年
の新しい行動の糧としてゆきたいと思っています。
引き続き皆様のご支援とご理解を切にお願い申し上げます。
      LDTワークショップ実行委員会   宮崎輝彦

今年度の主な予定
2月末 スタッフ勉強会
4月29日より5月1日
  第22回LDTワークショップ(神奈川県小田原市根府川)
8月末 エリザベス逝去1周年の講演会
9月中旬 
  第23回LDTワークショップ(九州・福岡県芥屋海岸)
12月 スタッフ勉強会予定