「生と死そして超越のためのワークショップ」 第18回ワークショップへのお誘い
平成14年6月吉日 LDTワークショップ日本代表 卜部文麿
わたくし達が十数年間にわたり続けてまいりましたこのワークショップも今回で18回を迎えます。今年は4月27日に第17回に引き続き、来る9月14日にも開催をいたします。
当ワークショップはエリザベス・キュブラー・ロス博士が40年前にターミナルメンタルサポートを目的として開始されました。その後「精神死:Spiritual Death 」(生きることに何らかの内面的な悩みを抱え込んでいる)状態の人々にまで対象が広がり、当初自然発生的に行われていたものを理論付け再構築して今日の形に完成されました。従って、他のワークショップのように「自己の成長を目指す」ものとは本質的に異なり、こころの悩み・わだかまりは体の不調や病気にもつながることを充分に認識して、心奥にある「わだかまり」を捨て、改めて「生きること」を目的に「心の再生」を支援するものです。
参加対象は、今まで医療の対象にならなかった「生と死」をめぐる困難な状況にある人(自分の人生に解決しがたい重荷を背負い込んでいる方、難病や身体障害、死の病に直面した方々やそのご家族、または死別や生き別れた悲しみなど)、他の方からは些細なことと言われていても、ご本人には解決しがたいこころの重荷があれば参加対象になります。
しかし、最初に記しましたように、このワークショップはエリザベスが医師として、あくまでも医学的重要性を重視して生み出したものです。スタッフは15名ほどで、医師、看護婦、薬剤師、臨床検査技師をそろえ、応急医療体制を整えております。
参加者の住所、氏名、内容などプライバシーに関することは厳重に守秘されます。そのため個人としての制約はありますが、「明日を生きるために」わずかな時間を共有し、お互いの痛みを分かち合い、みずからも乗り越えようと思う方の参加をお待ちしています。職業上他者のために悩む立場の方々の体験参加も一部受け付けております。
※精神科的疾患の方は時に悪影響が生じるということが膨大な経験を通じてわかっておりますので参加をお断りすることがありますことをご理解ください。はっきりわからない場合はご相談ください。
〈 ワークショップの日時と場所 〉
開催日:2002年9月14日(土) 14時 ~ 9月16日(月) 12時までの2泊3日
場 所:佐賀県鳥栖市郊外(山中の静かなところです。)
正確な場所は、参加決定の方のみお知らせいたします。
参加費:5万円(参加費、宿泊費、食事代を含みます)
参加費については、分割払いやご事情により一部助成の制度もございます。
ご遠慮なくお申し出ください。このことに関しましてもプライバシーは厳守されます。
なお、原則として当ワークショップへのご参加は心理的依存性を生じるため1回限りとなっております。
詳しくはお電話にて御連絡ください。
連絡先:
LDTワークショップ日本代表 卜部文麿
〒675-0023 加古川市尾上町池田624 ロイヤルハイツ402
電話&FAX 079-424-7699
LDTワークショップ実行委員会九州事務局 満岡 聰
〒840-0201 佐賀県佐賀郡大和町尼寺848-11 満岡内科消化器科医院
電話 0952-51-2922 FAX 0952-51-2923
主 催:LDTワークショップ実行委員会
共 催:日本キュブラロスLDT研究会
協 賛:医療と宗教を考える会
(※なお7月以降上記研究会も開始いたします。)